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シークレット・レース:ツール・ド・フランスの知られざる内幕 読後感

シークレット・レース―ツール・ド・フランスの知られざる内幕 (小学館文庫)

ロードバイク乗りなら、いやロードバイク乗りじゃなくても名前を知っているだろう、ランス・アームストロング

世界で最も過酷な自転車レースで7連覇という偉業を成し遂げるも、結局はドーピングが発覚してしまい、剥奪。

シークレット・レース:ツール・ド・フランスの知られざる内幕  は、ランスと一緒のチームでも走っていたタイラー・ハミルトンの話を、小説家のダニエル・コイルがまとめたものだ。

ランスがどのような人間だったか、ロードレースがどれほど過酷なものか、そしてどれだけドーピングをするという考えが自然なものになってしまうか、ということがありありとわかる内容となっている。

ドーピングにもいろんな種類があることや、それぞれのドーピング時にどういう気持で体を動かせばパフォーマンスが上がるか、ということまでが書かれていて、とてもリアルで身近なところにドーピングというものが感じられる。

 

自転車選手の心理とは、狂った世界で生きていくのに適応した結果なのだろうと思う。

確かにレースで0.1秒差で負けたりしたときに、あと1%出力が高ければと思ったりする。

その1%で世界がぜんぜん変わる。

そんなとき、なんの努力もなく5%ほど出力が上がる魔法があって、しかも自分以外の皆もほとんど使っているとする。

そしたら自分もその魔法を使おうと感じてしまうだろう。

使わないほうがむしろ損な気分さえするかもしれない。

 

まあ痛み止めくらい飲む人もいるし、筋肉のオーバオーヒートを抑制するためにイブプロフェン とか飲む人もいるし、カフェイン入りドリンクとかを飲むのもね。

ドーピングかといえば違うけれど気分的には微妙だ。

実際ちょっと出力上がるしね。プラセボかもだけど。

ちなみにイブプロフェンは鎮痛解熱薬であり、ロキソニンなどに比べて解熱作用が大きいため、体を冷やす効果がある。

ヨーロッパのサッカー選手とか試合後のアイシングの代わりに飲んだりするとかしないとか聴いたことあるしね。

 

話を戻して。

まあ、この本はロードバイク乗りなら一度は読んでおいていいかもしれない。

速さを突き詰めた先にある世界ってのが昔は(あるいは現在も)どんなものだったかを知っておくといい。

面白いし勉強になる。

オススメです。

 

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