プロレースの用語の知識がつく正統派ロードバイクマンガ「ツール!」
みなさんはロードバイク関連の知識や用語をどこから仕入れていますか?
インターネットだったり雑誌だったり、はたまたショップの店員さんと話してる中で覚えていったりロードバイク仲間と談義している中で知識は増えていく。
また、最近はツールド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャ、ジロ・デ・イタリア等も配信されていたりしていて、その放送の解説にでてきた単語をネットで調べたりしていくことも多いだろう。
また、ロードバイク関連の小説なんてのも結構用語の知識がついたりする。
オススメはサクリファイス。
今回はロードバイクマンガを紹介してみよう。
ロードバイクマンガにも色々ある。
弱虫ペダル、Over Drive 、かもめ☆チャンス などが自分が読んだことのあるもので有名どころだろうか。
今回紹介するのは、小学館から出版されている、ツール!である。
このマンガを読めば、パンチャーやルーラーといった走りのスタイル等の用語や、逃げが発生した場合に考えることや逃げ切るために必要なこと等のレース運びで何を考えるかまでの知識が得られる。
ツールド・フランス等を観戦するときの予備知識として得られるものも多いかも。
えらく内容がしっかりしてると思ったら、元プロサイクリストで、J SPORTSのロードレース解説者の栗村修さんが監修していた。
そりゃ内容がしっかりするでしょうな。ツールド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャの解説をするような人が監修ですから笑
ツール!は全8巻で完結。
1巻はプロローグ。少年時代編。
2巻以降で高校生の主人公が単身フランスに渡り、本場のロードレースで走るようになってゆく話。
主人公の父が日本のプロレーサーで、自分も父を目指すようになり、ヨーロッパのクラブチームに入ってレースを重ねていく、というもの。
主人公は漁師の祖父に育てられたため、ロードバイク乗りにおいて重要な風の変化が察知できる、という能力があり、それを活かした走りをするところがポイントである。
舞台はヨーロッパであり、ヨーロッパでの自転車事情やフランスのアマチュアレースシーン、フランスでのロードレースの位置づけがわかりやすい。
なかなか日本ではここまでロードバイクが市民権を得ていないし文化の違いだよなあと感じるところもしばしば。
1巻はえらく酷評されているけれど、巻を重ねるごとに面白くなっていくという評価が目立つ。
自分は面白いなーと思いながら一気に読み切ってしまった。
続きがあってもいいような終わり方なので続編でてくれないかな、と密かに期待。
マンガにありがちな有り得ないレース運び等はなく、正統派で純粋に楽しめるロードバイクマンガだと思う。
なかなか本屋では売っていないため、ネットで買うのが吉。
ネットカフェでもなかなか見かけないのが残念。
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マンガは読みたいけどかさばるのがなあ、と思う方はKindleにマンガモデル が販売され始めたので検討してみてもいいかも。
いくら買っても場所をとらず、どこでも読めるのは便利。
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