GARMIN Vector 3の1ヶ月半インプレとFTPが上がった話。

【国内正規代理店商品】GARMIN ガーミン Vector 3

GARMINの新型パワーメーター、GARMIN Vector 3を購入して1ヶ月半が経過した。

ここで、1ヶ月半使ってみて感じたことと、パワートレーニングをしてFTPが向上した記録を残しておきたい。

 

GARMIN Vector 3に関する過去記事はこちら 

 

 

GARMIN Vector 3はペダル型のパワーメーターである。

Vector 2時代にあった、ペダルの下ににょきっと生えていたペダルポッドがなくなり、

かなりスマートな形になったとともに、ペダルポッド破損のリスクが下がった。

 

プロダクトも3世代目になり、だいぶ洗練されてきたように感じる。

 

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さて、インプレを。

装着からペアリングまでは過去記事に譲る。

 

一言で言えば、普通のペダルとほぼ変わらない、パワーがきちんと図れるペダル。

そんな感じ。

 

 

ペダルクリートはLOOK互換。

SHIMANO SPD-SLで使っていたシューズのクリートを外し、GARMIN Vector 3に付属してきた互換クリートを装着している。 

 

クリートとペダルの固定の感じはほぼ違和感なく、SPD-SLとの違いは感じない。

クリップの外れやすさの硬さはSPD-SLと同様の機構で調整が効くので、好みの硬さに調整すればよい。

 

 

 

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なんのインプレにもなっとらんがな、というツッコミはありそうだが笑、本当に何の違和感も無いのである。

ただ、何の違和感も変化もなく、パワーが図れるようになった。

大きな重量増もなく、使用感の変化もない。なのにパワーが図れる。

これはメリットだ。

 

 

GARMIN Vector 3のイマイチな点◯

1つ、気付いたイマイチな点を。

ペダルのベアリング?が硬めであること。

 

 

そのため、最初クリートキャッチがすこしやりにくく感じた。

ペダルの軸とセンサーの間のシールがしっかりしているから、そのぶんペダルの軸がスルスルとは回りにくくなっている、とのこと。

電子部品に水や泥が入るのを防ぐため、きっちり封鎖してあるようで、ペダルの軸の周りが少し渋く感じる。

ペダルから脚を外して回した時、クランクの回転に合わせて、ペダルのカカト部は下をむくものの、スルスルというわけではなく、くくっ、くくっ、と下を向く、とでも言おうか。

SPD-SLのブラブラ下を向くよりはちょっと鈍く下をむく感じ。

まあすぐ慣れたけど。

最初は少し違和感あるかもね。

 

◯データに関して◯

GARMIN Vectorのウリに、パワーフェーズとプラットフォームセンターオフセットというものがある。

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パワーフェーズに関しては、たまーにチェックする。

スプリント区間の踏み方や、登り区間の踏み方はどうだったか、をチェックして、もう少し早く踏み始めよう、とか、引き足をもうちょい意識しよう、とか。

左右差もチェックはするが、自分の場合はほぼ変化がなく±1%ぐらいの差なのであまり見なくなってしまった。

たまたまバランスがよかったからか。

プラットフォームセンターオフセットは、クリートの位置決めが終わってからは開いたことがない笑

まあそんなもんでしょう笑

 

 

それよりも、TSSやIF、TSBやCTL,ATLをみてパフォーマンスのチェックを行うことが多い。

イオニアユーザーが結局ペダリングモニターモード使ってない、って言ってた感じがわかる気もする。

まだまだ通常の練習が足りないから。

練習する時間と体力が余るほどたくさんあるなら、ペダリングをみる余裕もあるかもしれないが、限られた時間のなかでのトレーニングとなると、とにかくきちんと強度を上げて目標のTSSを達成することが目的になってしまう。

なので、いまのところそこまでパワーフェーズ等は重要視していないのが現状だ。

 

ちなみにパフォーマンスのチェックは無料で使えるStravistixを使っている。

 

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さてFTPが上がった話を。

 

ほぼZwiftを使ってトレーニングをした。

 

簡単に言えば、

1. FTPテストを行い、自分のFTPを計測する。

2. SSTをメインにローラーに乗る。

3. Zwiftのレースがあるときはレースで勝ち行こうとしてもがく

ほぼこれだけ。

 

1ヶ月半でFTP 277W →291Wに上昇!

パワメ買う前にどれだけ怠けてたかがわかる笑 

 

1.に関しては過去記事参照。


 2. SSTをメインにローラー

 

自分は朝30分程度しかローラーに乗れないことが多いので、Zwiftでカスタムワークアウトを作成した。

3分アップ

・3分 FTPの85% → 3分 FTPの95% ×4

3分ダウン

total 30分

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 これをAmazon プライムビデオでアニメを見ながら週に3回程度。

 

3. Zwiftのレースで勝ちに行こうとしてもがく

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Zwiftのスマホアプリでレースを調べ、アップしてから戦いを挑む。

Zwiftはドラフティングもあるし、一応下りで脚を停めても走り続けるのでレース感があって楽しい。

 

しかも、なかなかリアルのレースでは思い切った走りができないが、Zwiftでなら別に必ず優勝を狙ってるわけではないのでいろいろな走り方ができる。

中切れを埋める走りをしてみたり、アタックして逃げ集団をつくってみたり。

なかなか楽しい。

 

そしてただのローラーのはずが結構高強度で走っていい練習にもなる。

普段のローラーではFTPを超える走りをなかなかしないが、レースならガツガツ踏む瞬間も多いのでVO2maxゾーンの負荷がかけられてよい。

 

未だにBカテゴリで優勝できたことがないのが寂しいところだが。

 

 そんなこんなで1ヶ月半経ったのでFTPテストをやってみたら、FTPが6%ぐらい上がってた。

よっしゃ。

 

ただし、レースで勝つためにはインターバル能力がいるのだよ。

FTP以上の出力を何発も出せる力をつけねば。

 

まあ、パワーメーター買って練習は楽しくなった。

意外とパワーフェーズやら左右差のバランスやらは1度見たら、なかなかチェックしなくなるので、とにかく安く買うならパイオニアのパワーセンサーで充分なのかもしれない。

パイオニア(Pioneer) 左クランク用パワーメーター パワーセンサー SGY-PW510A80GL サイクルコンピューター対応
サイクルイベント1週間前に注文しても問題なし。
 
まあ自分の場合は、BB下ダイレクトマウントブレーキのバイクなので左パイオニアは使えないのだが。
 
パワーメーターいいっすよーオススメ。
ほんとさっさと買っとけばよかった。
 
 
【国内正規代理店商品】GARMIN ガーミン Vector 3