MTB用のFOXのフロントサスについて調べてみた

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先日、CANYONのフルサスMTBを買ってMTBデビューした。

ロード乗っててヒルクラしてる途中とかの脇道がどこにつながってるのか、奥に続くダートコースの先はどうなってるのか、等々気になるところを走りに行ってみている。

 

 

MTBに乗ってまた世界が変わった。本当にどこでも走れてすごく楽しい。

テクニックがつけばもっと急な登りや下りもいけそうだ。 

 

最近トレイルライドしたときのもの。雨上がりなのでややウェットな路面だった。

 

乗っているときにいつも気になるのがフロントサス、リアサスの調整だ。

あまりよく構造も知らないし、どういう硬さ、どういうリバウンド速さがどのシチュエーションに適しているのか、サスの空気圧もどの程度にしておくのががなんとなくしか分からない。

なかなか日本語でまとまった情報が出てこないので、自分でまとめてみることにした。

 

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今回の記事ではフロントサスのみに言及する。

 まずは日本語サイトを見つけたが情報が全然わからない笑

 

自分のMTBに付いてたのはFOX RHYTHM 34というもの。

詳しく調べたところ、FOX RHYTHM 34は市販はされておらず完成車付属でしか手に入らないもののようだ。

市販するなら$500程度ぐらいのもの、とのこと。 

32mmとか34mmとかはフロントサスのアッパーチューブ径みたい。

細いほうが軽い、という認識でよさそう。

32mmはXC FORK, 34mmはTRAIL FORK, 36mmはALL MOUNTAIN FORK, 40mmはDH FORKという位置づけらしい。

 

◯フォークのグレードについて◯

FOXのフォークには4つのグレード別のシリーズがあるみたい。 

 Black is the new black.  

FACTORYシリーズはいわゆるトップグレードのラインナップ。

Kashimaコートというコーティングがしてあったり、全体的に軽量。

 

Performanceシリーズはある程度同様のテクノロジーを流用したセカンドグレード。

やや重量があったりコーティングのグレードが低いみたいだが、コスパがいいみたい。

Rhythmシリーズは完成車付属のフォーク。グレードとしては一番下。

 

ただ海外サイトによると評判はよさそう。

英語サイト:Mountain Bike Action Magazine | FOX FLOAT 34 RHYTHM FORK TEST

Google翻訳版:Mountain Bike Actionマガジン

このサイトによるとFACTORYモデルの90%程度の性能じゃないかとのこと笑

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◯サスペンションの構造について◯

実は左右で構造が異なるようだ。

正面からみて左がオイルによるサスペンション、右が空気によるサスペンションとなっている模様。

オイルのサスをFIT4 Damperと呼び、空気のサスをFLOAT Air Springと言う。

FOX FIT4 Damper on Vimeo


FOX FLOAT Air Spring on Vimeo


まじすごいな笑 こんな構造だったのか。ただバネ入ってたりするわけじゃないのね。

 

◯FIT4 Damper側フォークの設定について◯

Fox_2

 

FIT4 damper(フォーク右側)はツマミでサスの硬さを設定できる。

  OPEN:サスがやわらか 荒れ地やDHで。

  MEDIUM:中間

  FIRM:サスが硬め smoothな路面や登りで。

走ってる途中で路面の状態が大きく変わったら走行中に変更すると走りやすい。

 

◯FLOAT Air Spring側フォークの空気圧について◯

FLOAT Air Spring(フォーク左側)は入れる空気圧

Suggested Starting Points for Setting Sag
Rider Weight (lbs) Rider Weight (kgs) 32 FLOAT Pressure (psi/ bar) 34 FLOAT and Rhythm Pressure (psi/ bar) 32/34 TALAS Pressure (psi/ bar)
120-130 54-59 66psi/ 4.5 bar 58psi/ 4.0 bar 98psi/ 6.7 bar
130-140 59-64 71psi/ 4.9 bar 63psi/ 4.3 bar 105psi/ 7.2 bar
140-150 64-68 76psi/ 5.2 bar 68psi/ 4.7 bar 113psi/ 7.8 bar
150-160 68-73 82psi/ 5.6 bar 72psi/ 5.0 bar 121psi/ 8.3 bar
160-170 73-77 87psi/ 6.0 bar 77psi/ 5.3 bar 129psi/ 8.9 bar
170-180 77-82 92psi/ 6.3 bar 82psi/ 5.6 bar 137psi/ 9.4 bar
180-190 82-86 98psi/ 6.7 bar 86psi/ 5.9 bar 144psi/ 9.9 bar
190-200 86-91 103psi/ 7.1 bar 91psi/ 6.3 bar 152psi/ 10.5 bar
200-210 91-95 108psi/ 7.4 bar 96psi/ 6.6 bar 160psi/ 11.0 bar
210-220 95-100 113psi/ 7.8 bar 100psi/ 6.9 bar 167psi/ 11.5 bar
220-230 100-104 119psi/ 8.2 bar 105psi/ 7.2 bar 176psi/ 12.1 bar
230-240 104-109 124psi/ 8.5 bar 110psi/ 7.6 bar 183psi/ 12.6 bar
240-250 109-113 129psi/ 8.9 bar 114psi/ 7.9 bar 191psi/ 13.2 bar

 

32 FLOATの最大空気圧は 140psi/9.6bar

34 FLOATとRHYTHMの最大空気圧は 120psi/8.3bar

32/34 TALAS の最大空気圧は 200psi/13.8barらしい。

 

さらにサスペンションの強さを変えたいときは、volume spacerというものをサスペンションの中に入れればサスが一番短くなったときの跳ね返りの力の調整ができるようだ。

32 NA2 topcap with spacers .75 view.jpg34 NA2 topcap with spacers .75 view.jpg青いのや黄色いのがボリュームスペーサー。

Rhythm34には5つはいってるらしく、最大6つまで入れられるのだとか。

32-34-air-spring-curves.jpg

スペーサー入れても沈み始めの跳ね返りは変わらないみたい。

 

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以上ある程度自分が知りたかったことについてまとめてみた。

まだまだフォークの設定をいじったりする段階ではないが、とりあえずサスペンションがどんなものか知っているだけで理解が深まった気がする。

困ったときは設定を変えてみよう。

 

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参考サイト

FOX black stanchions, lightweight XC fork, more boost - Mtbr.com

FORK- 2016 32mm/34mm | Bike Help Center | FOX

Mountain Bike Action Magazine | FOX FLOAT 34 RHYTHM FORK TEST

 

 

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