中華カーボンホイール
自分は決戦時には中華カーボンホイールを使用している。
もう使って数年になるのでどんな感じか振り返ってみようと思う。
購入の動機はやはり軽さと安さ。
レースで勝つためにはやっぱり登りでしっかりついていけないとなあ、と思い出したし、最後のスプリントに余力を残しておくには軽いホイールがやはり必須だと思い、買う決意をした。
そして中華カーボンホイール情報を漁って、安全性やらブレーキ問題を調べて、一応大丈夫そうなサイトから買うことに。
買ったのは、メカニコというサイトから。
http://wwwa.pikara.ne.jp/mekaanikko/
どうやら大手メーカーのOEMをやってる工場が、余剰生産力を使って出荷してるのを輸入してるみたい。
ブログ読んでて評判がよく、メールのやりとりを数回して信頼できそうな感じがしたためここに決めた。
リムハイト44mmにして、ちょいエアロ効果を確保しつつ軽さは捨てない構成で注文。
チューブラーかクリンチャーかなやんだけど、カーボンホイールでクリンチャーはブレーキの熱とかでタイヤが外れやすくなるとか情報を見たことがあったので、チューブラーにした。
3週間ほどで到着。
カタログ値で1260g。なんと軽いことよ。
箱から出すときフワッと持ち上がって驚いた。
チューブラーだと多少面倒。
チューブというものはなく、タイヤをそのままリムにセメントかテープで貼り付ける。テープが楽。
タイヤはTUFOのElite Jet を購入。
高いけど決戦用だと割りきって軽さを追求した。
乗り心地は結構硬めで転がりはすごくいいけれど、若干タイヤがロックしやすい気がするので、最近はContinentalのSplinter とかVittoriaのCORSA CX3 とかに浮気してる。コンチは乗り心地よくておすすめ。
テープはMIYATA TTP-2 一択。他の会社のもあるけど、これがベストらしい。
ブレーキシューはメカニコのものを使用。
バルブエクステンダーはメカニコのものを買って、空気をいれるときのみ使用。
さて乗った時の感じ。
比較はSHIMANO RS10。CAAD10にデフォルトでついてきたホイール。
前後で2kgちょい。
乗りごこちはgood。衝撃はカツカツ響くというよりはボコボコ響く感じ。
加速はすさまじく速い。笑う。さくっと加速できる。
慣れるまでは加速時に前より重たいギアで踏めてしまって変な感じ。
剛性感はそんなに心配なかった。縦剛性に関しては全く問題ない。
横剛性はやや弱い感じもあるけれど、ダンシングしてリムとブレーキが緩衝するとかそういうことはない。
下りも別に怖くないしダンシングしても問題なし。
ブレーキも思ったよりは十分効く。
アルミリムよりは少し効きにくい感じはあるけれど、不安があるレベルかといわれればそうでもない。慣れの問題かと。
思い切り握るのは抵抗あるけどね。
巡航も速くなった。リムハイトのおかげか。
ただ楽になるかといわれればそうでもない笑
40km/h巡航くらいで、同じキツさのときに+2km/hくらいスピードでてる、くらいの感じか。
でもレースではこのちょっとが大きいのだよ。楽しい。
登坂力は劇的にUP。
16分30秒くらいの坂が14分切れるくらいになった。
まあ軽いホイール履いてるって思いで普段より頑張れたのかもしれないが笑
フリー音はうるさい。購入するハブによりけりだとは思う。
このホイールで数回はレース出たけれど、問題なく走れてる。
結果も出てる。気がする。
レース会場でも買ったころに比べてまわりにも中華カーボンらしき人たちが増えてきた。
それだけ使えるってことなんかな。
ちなみに、レース前1週間ぐらいはホイール履き替えて決戦用で走る練習したほうがいい。
ブレーキの感じとか、スプリントのときの加速の感じとか巡航するギアとかの選択に馴染んでないといけないから。全然違うよほんとに。
あと、パンクしたときタイヤのコストがかかるのがけっこう辛い。
パンク時用に安いチューブラー持って走ってる。
もしくはタイヤシーラント を入れるのもありだけど、あえて重たくするのも嫌なのであんまり使ってない。
中華カーボンも、品質をできるだけいいものを選んでレースでの決戦用、と割りきって使う分には大丈夫じゃないかなあと思ってる。
まあそりゃちゃんと正規品買えるなら買うけども、お財布に苦しいのでね。
オプションの一つとしていかがでしょうか。
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