壱岐サイクルフェスティバル2015
2015.6/7に開催された壱岐サイクルフェスティバルに参戦してきた。
このレースは公道封鎖で行われ、白バイが先導するしっかりしたもの。
去年は30kmの部に出場し、今年は50kmの部に出場。
このレースで勝つためのポイントを自分なりにまとめてみようと思う。
・練習に関して
壱岐はアップダウンの多いコース。
長い登りは数回しかないので、登りメインの練習よりはインターバルトレーニングをするべし。
必要なタイミングでちょっぴり無理ができるような体づくりをすると吉。
短い登りで千切れないようにがんばったり、平地で急にスピードが上がったときに対応できる力が大事。
・試走に関して
各々考え方はあるだろうけれど、50kmすべて走る必要はないのではないかと思う。
最初の数kmの登りと、ゴール前のヘアピン前後の登りは必ず試走して、できればインナーでいくかアウターで行くかまで考えててもいい。
あとはコンクリ坂のところかな。勝負どころになりやすい。
全体がみたいならレンタカーで走ってしまうのがいいかもしれない。
そしてその後に気になったポイントだけ自転車で走るといいかな。
・出走に関して
EX50kmに関してのみ。
今年は受付開始が7:10ごろから行われた。
スタートで前の方に並ぶ順は、出走整理券を速い物順で手にする必要がある。
今年自分は5:50ごろに行ったがすでに30人くらいは並んでいた。
ちなみに6月でも朝は寒いので防寒対策は必須。
朝ごはんも必須。
宿の人に、朝ごはん食べられないことを話すと弁当を用意してくれた。ありがたい。
荷物はスタート地点で預けることができ、ゴールまで運んでもらえるので宿に戻る必要はない。
自分はスタート近くの宿に泊まっていたため整理券をゲットしてから宿で温泉に入り、温まってから再びスタート地点へ戻った。
スタート時刻は8:50。
・走り方に関して
50kmに関して。
スタート直後はパレード走行。
トンネル2つ過ぎて橋を渡り始めるころスタートとなるまでは追い越し禁止。
スタートしてすぐ、長めの登り基調のコースになるのでここは頑張りどころ。
ここ数kmを踏ん張れなければ壱岐まで来てサイクリングをして帰るだけになってしまう。
先頭集団に残るためにここは意地でも前へ。
逆に力のない人はここで降っていくので、躱しながらできるだけ前へでるべし。
今年はここで有力選手の逃げ集団ができて逃げが成立した。
自分はまだ前へ出られていなかったので逃げ集団には乗れず。
まあ逃げに乗っても確実に振り落とされるだろう強者しか逃げ集団にはいなかったようだが。
楽に走りたいなら、前に10人〜20人ほどいる状態で走る。
それ以上いると中切れに巻き込まれる可能性があるし、それより少ないと先頭交代に入る必要がでてくる。
まあ実際は先頭4,5人が回してただけで全然ローテは回ってなかったし、自分が先頭に出た時もしばらく誰も代わってくれなかった。
みんな力は温存しておきたいからねー。
登りは端の方にいるほうがいいかも。
体のゴツい選手がぶんぶんダンシングで登るけれどどうしても遅れていくので避けるスペースは確保しておいたほうがいい。
また、意外と登りはゴール手前以外は速くなかったりするので番手を上げるチャンスだったりもする。
自分は平地のほうが得意だが、登りで抜いていくことが多かった。
最後のヘアピン前登り、ヘアピン後の登りは勝負どころ。
早駆けしたいならヘアピン前から逃げるのがいいかも。
ヘアピン後の登りで垂れないよう注意。
集団ゴールになりやすいのでヘアピン後の登りのころからスプリントに向けて位置取りをしておく必要がある。
そのあたりが一番苦しいところだけど、位置取りしてないと前にいる選手に蓋をされてスプリント勝負ができない。
自分はヘアピン後の登りのあとに、端のほうから早駆けする作戦で挑んだ。
・さいごに
レースで走る上での最低限のマナーみたいなものがあるので、それは身につけておくべき。
コーナーは周りに合わせて走るのが普通でアウト・イン・アウトとかしない。
アウトからコーナーに入るならずっとアウトで行くし、インで入るならブレーキかけてずっとインをキープする。
アウターからインナーに落とすときは、一瞬加速してから落とす。普通に変速するとどうしても減速してしまうので後ろの人に斜らせてしまうことになる。
シッティングからダンシングに切り替えるときも同様。
立つ瞬間に減速してしまうので、一瞬加速してから立つべき。
去年ゴール前の登りで前の人が立つとき減速してしまって、斜ってしまい危うく落車するところだった。
落車のリスクはみんなで減らさないとね。
・番外編
壱岐では「しまとく通貨」なるものが発行される。
フェリー乗り場でも買える。
¥5000の支払いで¥1000分の商品券が6枚ついてくる通貨。
お釣りがでないのでちょっと多めに買ったりする必要があるけれど、宿代にも使えることが多いので、そのへん考えて購入すればオトクに壱岐が楽しめる。
けっこうおすすめです。
・自分が準備して行ったもの
防寒着:スタート整理券待ちで凍えないために
CO2ボンベ:フロアポンプを壱岐に持ってくのは面倒だから
チェーン:伸びたチェーンに比べて新品は数%出力のロスが少ない(らしい)
自転車用補給食:レース中に食べれなくてもスタート待ちとかで食べればいい
ドライバーとかアーレンキーとか:無駄な装備を外したりディレイラーいじったり
普段持ち歩かないものが大事だったりする。
壱岐サイクルフェスティバル、おすすめですよ。