サイクリング後にすることは、歯みがきが最優先!
ロードバイク乗りが数時間のライド後にすることといえば何だろうか。
プロテインやBCAAなどを飲む、ストレッチをする、シャワーを浴びる、ライドの記録をアップする、などなど。
基本的に、体のケアをすることが多いだろう。
BCAAについては過去記事を参照されたし。いいっすよー。
さて、自分がオススメすること。
それは、歯みがき!!
圧倒的に、歯みがき!!
それはなぜか。
ライド後は凄まじく虫歯リスク、歯周病リスクが高いからだ!
ライド直後は歯がザラザラした感じがする、という人は多いだろう。
あれは歯の表面にプラークと呼ばれる細菌の塊がバイオフィルムという層を形成し、ベタっと歯にくっついているためだ。
ライド後の口の中がどれほど恐ろしいことになっているか、この動画をご覧頂きたい。
2分の動画だが、面倒なので飛ばしてもらって構わない。
最初と途中と最後、くらいを観てもらえればOKだ。
このうごめいているもの、すべてが細菌であり、プラークである。
プラーク1gあたり1000億個!ほどの細菌が存在する。
ライド中は、絶えず甘いドリンクを口にしたり、コンビニ休憩でも補給食を食べたり、口腔内細菌にエサを与え続けている状態になる。
さらにポカリやアクエリ、コーラなどのpHをご存知だろうか。
コカ・コーラはpH2.4、アクエリアスpH3.5、ポカリスウェットpH3.7だ。
実は結構強い酸なのだ。
歯はpH5.5以下になると溶け始める。
フッ素を使用すればもう少し耐酸性が上がるので虫歯リスクは低下するが、それでもスポーツドリンクを継続的に飲めば歯は溶けて虫歯になりやすくなる。
酸性に傾いてしまった歯の表面を中和(緩衝)するのが唾液の役割だが、ライド中は口呼吸になってしまい、歯の表面は乾燥してしまって唾液で現れにくくなるし、そもそも汗で脱水気味になってしまうので唾液量も減っている。
結果、虫歯、歯周病のリスクはどんどん高まる!というわけだ。
なので、ライドから帰ってきたら、プロテインを飲んだあと、
即座に歯みがき!をオススメする。
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先ほど書いたが、フッ素を使用することによって歯の耐酸性は上昇する。
歯磨き粉にはフッ素が含まれているものも多いが、実はものによって濃度が異なる。
日本で販売できる歯磨き粉のフッ素濃度は1000ppm以下と決まっている。
なので、上限に近い950ppm以上含まれているものを選ぶと良い。
最もオススメは、コンクール ジェルコートFだ。
ウエルテック コンクール ジェルコートF(フッ素コート歯みがきジェル)90g ジェルコートF 5g (90g(1個) + 5g(1個))
- 出版社/メーカー: ウェルテック
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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成分を調べてみると、フッ素は950ppm。
また、濃度によっては手指消毒にも用いられるクロルヘキシジンが添加されているため、殺菌効果も期待できる!
歯医者さんで歯のメンテナンスしてもらうとき、これ使ってることも多い。
プロが仕事に使ってるものだからいいんでしょうな。ぼちぼち値段もするけども。
ついでに歯ブラシは毛先が柔らかめでヘッドがコンパクトで頭の厚さが薄いのがいい。
毛先が硬いと磨けた気分にはなるけど、歯ぐきを痛めやすいのでやわらかめ。
ヘッドが薄くてコンパクトなのがいいのは、上の奥歯の外側とか磨くとき、するっと入れやすくて届きやすいから。
ライオンのDENT. MAXIMAあたりがいい。使いやすい。
自転車の醍醐味といえば、ライド中、ライド後にたべるごはん。
なんとうまいことだろうか。生きているって素晴らしいと思うくらい笑
しかし、歯がボロボロだったら、食べるのも億劫になるし、美味しい気分も半減する。
ライド後には歯みがき。
心がけてみてはいかがでしょうか。