楕円チェーンリングのRIDEAを導入したら速くなった(気がする)

 

冬が近づいてきた。

レースシーズンも終わったので新たな気になっていた機材を試し、来年のシーズンに備えたい。 

そこで前々から気になっていた楕円リングの導入を考えた。

 

Q-ring, O.synmetric等々さまざまな楕円のチェーンリングがあるが、今回自分はRIDEAの楕円リングを導入した。

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◯なぜ楕円リングか◯

すなわち、ペダリング中のオイシイところではガッツリ踏めて逆にロスが大きくなりやすいところでは早くペダルが通過する

上下に踏み込むようなペダリングをする人にとっては、踏み込んだパワーがより有効活用されやすくなる、というシロモノだ。

 

いろいろなメーカーから楕円リングは販売されているが、今回RIDEAを選んだ。

それはなぜか。

 

例えば、RotorのQ-ringは最高効率点が約10°の範囲らしい。

なのでその瞬間のピンポイントを逃さず踏むペダリングを覚えなくてはならない。

しかし、ロードに乗っていれば地面の斜度は刻一刻と変わる。

そんななか精度高く10°の範囲で踏めない気がする。

 

それに対し、RIDEAは約40°の範囲で踏み込み効率が高くなるらしい。

これなら多少ズレようとも関係ないし、多少の斜度の変化にも差を感じにくいだろう。

RIDEA 「POWER RING」 DUO-OVALチェーンリングとは?その1

RIDEA 「POWER RING」 DUO-OVALチェーンリングとは?その2

他の楕円リングを使ったことがある方にRIDEAで乗ってもらうと、通常ペダリングがボヨンボヨンした感じになるが、RIDEAだとその感じが弱いらしい。

 

さらにRIDEAはインナーは登りで使うことを勘案し、仮想最大効率の範囲を15°ずらしているらしい!

それにより登り区間でもきっちり最大効率範囲で踏める、とのこと。

よくできてるな。

 

 ◯乗ってみた感想◯
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ゆっくり走った感じでは全然差がわからない。

そこそこ上げてみてもすぐにはさほど差を感じなかった。

35km/h、ケイデンス90rpmくらいで巡航して20分ぐらいしたあたりで差がわかり始めた。

なんだかすごく「かかる」感じがする。

ずっとトルクがかかっているような感じがするのだ。

疲れてきて軽いギアにすると脚が空回りするような、力が入らない感じがすることがあるだろう。

そういう感じがこない。

ギアを落としてもちゃんとトルクがかかる。

こりゃいいぞ、となって平地をガンガン踏んでみたら、STRAVAの平地区間で自己ベストやKOMが取れてしまった。

 

登りに関しては、たしかに負荷はかけて踏めるがタイム的にはさほど早くならず。

15分くらいの登りでの自己ベスト更新とかはなかった。

今年ではベストタイムだったが、今年さほどその区間を頑張って走った記憶がないのでこんなもんか。

 

ちなみに平地でインナーにするとボヨンボヨンする感じがあった。

いいタイミングでトルクをかけられないとこんな感じがするのか、という感覚。

 

◯購入時の注意◯

1.PCDに注意。

PCDとはPitch Circle Diameterの略で、フロントギアの固定ボルト部の径のこと。

PCD 選び方

PCD110mmやPCD130mm等の規格があるので、どちらかを調べるべし。

ちなみにFC7900(デュラ) 53/39TはPCD130mm,50/34TはPCD110mm

FC-6700(アルテグラ)は53/39T, 52/39TはCPD130mm, 50/34TはPCD110mm

FC-6800(アルテグラ)もすべてPCD110mm

FC-R8000(アルテグラ)もすべてPCD110mm

FC-9000(デュラ)はすべてPCD110mm

FC-R9100(デュラ)もすべてPCD110mm

となる。

 

2. 4アームか5アームか。

見ればわかるけど笑、FC7900は5アーム、それ以降の新しいのは4アーム。

 

3. トルクスレンチを購入すべき

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×トルクレンチ  ◯トルクスレンチ
星型のボルト穴であり、通常の6角ボルトより強いトルクで締め付けることができる。

 

 

楕円に関しては色々議論がある。

自分も本当に沢山調べまくったけどいいのか悪いのかわからなかった。

ポジティブな意見の記事では、より力が効率よく出せるというものや、ケイデンスが上がる、等等のものを見た。

ネガティブな意見の記事では、スプリンターには向かないとか言う記事もみるし、接線方向に力を出すペダリングが上手なら関係ないとかいう記事もよく見るし、トッププロでも使わない人のほうが多いという記事もよく見る。

 

なので使ってみて体感するしかないかなあと。

 

接線方向に力を出し続ければ真円でいいという意見はある。

しかし自分は人間の体の構造上、上下方向に踏み込む力を出すのが一番楽だと思うので楕円は有効なんじゃないかと思っている。 

12時と6時ところで力出すよりも、3時と9時のところで力を出すほうがより大きな力が出せるでしょ、という感覚。

人間の体に一番やさしい、体の構造に一番フィットした力の出し方ができるものを選ぶ。

それが楕円リングだと自分は思う。 

 

自分的にはすごくフィットした感じがあります。

記録伸びたしね。

 

楕円リング、導入してみてはいかがでしょうか。

 

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